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手話を覚えて理解深める

田中田鶴子
名古屋市
私は、手話通訳活動を現在しています。長男は、生まれながらの聴覚障害二級と言語障害三級視覚障害四級の障害者手帳一級をもっています。現在は、社会人として一般の企業に勤めています。障害のある子供をもったことによって、私の人生がすばらしいものになったが、これからも続けられるであろうと思われることについて話させていただきます。
家族は、息子三人と夫の五人です。長男が生まれて一ヵ月ぐらいたったころから医者通いが始まったのです。症状としてはよく寝る、お乳の飲みは悪い、すぐ熱を出すと言うようなことで小児科医院に通っていました。九ヵ月に入って市立大学付属病院へ精密検査を受けにいったときから、私の仕事としての子育てが始まったのです。
夫は勤めがありますので、当てにはできません。当時、私の八十近い足腰元気な祖母が来て

 

 

 

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